コメント

 

「今年九十九歳を迎えた肥田舜太郎医師が発散しつづける溢れんばかりの生命力には驚かされる。70年前の被爆の実相であれ、核兵器廃絶への闘いであれ、じわじわと続くであろう「内部被曝」の問題であれ、語られる内容は深刻そのものなのに、長年それに立ち向かってこられた先生の颯爽たる姿勢に感動して、こちらも元気になる。「治療法はない。被爆した者が生きのびる方法はたったひとつ、自分が親からもらった健康力、健康な力を伸ばして、自分で自分の命を守って闘う。それが放射線との闘いだ」とは、医師としてなんとつらい、しかしなんと潔い激励の言葉であろうか。」

高畑勲(映画監督)

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